これからは、不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりが大事です。
不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりをすすめましょう
さまざまな企業で、社員が不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりに取り組む動きが広がっています。そうした職場づくりをすることによって、離職の防止や、社員の安心感やモチベーションの向上、新たな人材を引き付けることなどにつながり、企業にとっても大きなメリットがあると考えられます
企業が不妊治療のために利用できる休暇制度や両立支援制度を整備し、社員の事情に応じてサポートする姿勢を示すことは、本人にとっても、その企業で働くモラールアップにつながり、それに伴う生産性の向上が期待できます
このため、不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりが望まれます。不妊治療と仕事との両立支援には、決められたやり方はありません。不妊治療は、一定の年齢層の女性のみに関わることでは決してなく、男性も女性も、また年齢に関わらず治療に取り組みたいという人がいます。そうした人にとって、必要な制度、環境の整備、社内風土作りを行うことが、企業には求められています
不妊治療を受けやすい休暇制度等環境整備事業
厚生労働省で、「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」と「不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック」の2冊が作成されています。
事業主や人事部門向けに作成した「マニュアル」には、不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりが、離職防止や新たな人材の発掘といった企業のメリットにもつながることや、両立支援制度の導入方法などが記載されています。一方、同じ職場で働く上司や同僚向けに作成した「ハンドブック」は、職場での不妊治療への理解を深めてもらうため、不妊治療の内容や配慮すべきポイントなどが記載されています。
厚生労働省で、このマニュアルとハンドブックの周知などを通じて、職場での理解を深めながら、事業主の取り組みを促進し、仕事と不妊治療が両立できる職場環境の整備が進められています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10246.html
【「不妊治療を受けながら働き続けられる職場作りのためのマニュアル」の概要】
・不妊治療についての解説
・企業における不妊治療と仕事の両立支援に取り組む意義
・不妊治療と仕事の両立支援制度の導入ステップの解説
・不妊治療と仕事の両立を支援するための各種制度や取り組みの解説
・企業の事例の紹介
・その他参考情報
・URL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html
【「不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック」の概要】
・データで見る不妊治療と仕事の両立
・不妊治療についての解説
・職場での配慮のポイント
・不妊治療を受けている、受ける予定の人たちへの情報
・URL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html